二条城
1、所在地 京都府京都市 2、歴史 慶長8年(1603)、徳川家康が京に築城。当初は、現在の二の丸を中心とする部分であった。 寛永3年(1626)、徳川家光が本丸部分を増築した。 3、縄張り 回字形の縄張りで、本丸を内堀が、さらに二の丸を外堀が囲む。東に外堀川が流れる。 4、現状 内堀・外堀とも現存。 |
(1)外側から(左周り)
方形の本丸を内堀が囲む。幅は25m。 | ||||
本丸東櫓門 |
東櫓門→南 |
東櫓門→北 |
[北東隅]→南 |
[北東隅]→西 |
[北西隅]→西 |
[北西隅]→南 |
本丸西虎口 |
西虎口→北 |
西虎口→南 |
北側→南 |
[南西隅]→北 |
[南西隅]→東 |
[南東隅]→西 |
[南東隅]→北 |
慶長期に築かれた東面・北面の東ぐ側は幅が10m。寛永期に増築された部分は巾が倍の20mある。 | ||||
東大手門 |
東大手門→南 |
東大手門→北 |
[北東隅]→南 |
[北東隅]→西 |
北大手門 |
[北西隅]→東 |
西門 |
西→内側 |
[西南隅]→北 |
[西南隅]→東 |
南→内側 |
[東南隅]→西 |
[東南隅]→北 |
堀川は、1200年前、平安京造営時に運河として開削された。1603年の二条城の築城に際しては、外堀としての役割を担った。二条橋から竹屋橋にかけての石垣は、築城築かれたものである。幅は10m。 | ||
二条橋→南 |
二条橋→北 |
南→二条橋 |
二条橋・南→南 |
竹屋町橋→南 |
竹屋町橋→北 |
〈一口メモ〉 内堀・外堀とも、江戸期のまま保存されていて、見ごたえ十分。方形の縄張りは、徳川の城に共通のものであり、各郭の隅から堀を眺めた光景は、江戸城、駿府城、名古屋城、福井城などと酷似している。 それほど規模が大きい城郭ではないので、御殿や庭園だけでなく、本丸や二の丸の外周、外堀川も是非巡ってみたい。ただ、他の城郭と違って規制が厳しく、堀の際や土塁の上はすべて立ち入り禁止、離れたところからでないと堀が観察できないのが残念。 お勧めは、天守台からの眺望。堀を内側から観察できる絶好のビューポイント。 |