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茨城県水戸市杉崎町



その4 

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 6、杉崎八幡神社

 
旧国道の「あすなろの郷」交差点から北へ進むと、杉林の中に鳥居が見えてきました。杉林の中を分け入るように参道を進むと、拝殿の前に到着です。


 木々の隙間からこぼれる日の光がまぶしいですね。


 灯篭と手水舎。


 狛犬。


 
そして、拝殿。この後ろに本殿が控えています。杉崎十字路の八坂神社もそうですが、拝殿(本殿)は閉ざされていて、参拝できないようになっているんですね。


 明治40年に建てられた石碑の隣には、杉崎八幡神社に関する解説がみられました。他資料と併せて、杉崎八幡神社の由来を簡単に紹介しておきましょう。


 天喜年間(1053-58)、源義家が奥州へ向かう途中に、この地に祭祀したのが杉崎八幡神社の始まりとされる。
 天正年間(1573-92)、守護・佐竹義宣が、社殿を再建している。
 現在の本殿は、正徳5年(1715)に建てられ、天保4年に修理されたものである。
 大正期(1912-26)、杉崎地区内にあった八ヶ所の小祠を当社に集めた際に、(拝殿が)再建されている。

 拝殿に北側や西側には、大正期に移されたとされるいくつかの祠が見られました。

大杉神社
香取神社 姫宮神社
富士神社

 
杉崎八幡神社を参拝後、内原駅へと戻ることに。

 内原に到着した時は雲っていましたが、杉崎を散策中に天気はどんどん回復し、汗ばむほどになってきました。水田や麦畑の中の農道を内原駅へと向かう途中、はるか向こうの方に杉崎の中心部が見えてきました。

 近隣県(岐阜、福井、長野、静岡)の4ヶ所の杉崎に次、久々の杉崎訪問。東海・近畿とは異なった、北関東の民家などを見学することができたのが有益でした。水戸市杉崎の訪問、これにて終了です。


(2013年6月15日訪問) 

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