杉崎を歩こう > 水戸

茨城県水戸市杉崎町




 T、位置

 茨城県の中部に位置する。那珂川水系の桜川右岸の台地に集落がある。

  経度 36.379  緯度 140.353

 江戸期、水戸藩(35万石)の城下町・水戸と笠間藩(8万石)の城下町・笠間を結ぶ結城街道沿いにあり、その中間に位置していた。結城街道は、日光街道・奥州街道さらには鬼怒川水系の水運とも結ばれていて、幕府から中道と定められるなど、重要視されていた。

 水戸と結城・小山を結ぶ結城街道は、現在の国道50号線に継承されている。




 U、歴史

 1、初出
    
 古墳時代の杉崎遺跡、杉崎古墳群がある。元亀3年(1572)の「和光院過去帳」に「杉崎」の名が見られ、佐竹氏直轄領で代官小貫頼久により支配されていた。


 2、江戸期

    常陸国茨城郡杉崎村
     慶長14年(1609)       水戸藩領
     元禄年間(1688〜1704)  幕府領・宍戸藩・笠間藩・7家の旗本

     文政12年(1829)の戸数57 
     明治24年(1891)の戸数102、人口595人。

 3、明治期以降

 明治22年の町村制施行時に、杉崎村・内原村・中原村・三湯村・小林村が合併して下中妻村(しもなかつまむら)が発足。

 昭和の大合併で、中妻村・下中妻村・鯉淵村の一部が合併して内原村が発足、昭和40年に町制が施行される。

 平成の大合併で水戸市に編入される。

    明治22年(1889)   東茨城郡下中妻村杉崎
    昭和30年(1954)   東茨城郡内原村杉崎
    昭和40年(1964)  東茨城郡内原町杉崎
    平成17年(2005)   水戸市杉崎町



 V、訪問記

 2013年6月15日に現地を訪問した時の報告です。

   0、水戸・内原へ
   1、国道50号線
   2、杉崎加圧機場
   3、杉崎南
   4、杉崎十字路
   5、壱拾面観音菩薩堂
   6、八幡神社
  

<参考文献>

 舘三省編(1973)『内原の歴史』内原町教育委員会
 下中邦彦編(1982)『日本歴史地名体系』8 平凡社
 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編(1983)『角川地名大辞典』8 角川書店
 「内原町史編さん委員会」編(1996)『内原町史 通史編』内原町
 「内原町史編さん委員会」編(1997)『内原町史 民俗編』内原町
 「内原町史編さん委員会」編(1997)『内原町史資料第4集 内原町の記念碑』内原町