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茨城県水戸市杉崎町



その2 

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 3、杉崎加圧機場

 
国道55号線「杉崎南」交差点まで戻り、同交差点より北進した辺りが杉崎の中心地です。バイパスから離れると、辺り一面田園風景が広がっていますね〜。途中、道が二股に分かれている地点にあるのが、「杉崎加圧機場」という施設。



 畑地には、河川から取水した水を溜めておく「ファームポンド」(溜め池)から、自然圧で送水しているけれど、比較的高い場所にある畑には、このような「加圧機場」で、水圧を補いながら末端の農地まで水を送っているそうです。


 加圧機場の南にある石碑は、杉崎一帯の農地整備を記念して昭和62年(1987)に建てられたもの。概略は、以下のよう。
 
 本地区は、地形の起伏が甚だしく、農水路は屈折狭少であり、高地は小区画不整形のものが大半であり、近代的営農には極めて不適の知であった。

 生産性の向上と集落環境の整備を図るため、昭和56年から6ヵ年を掛けて、農道・水路の整備、農地の平坦化を主とした整備を行ってきた。これにより、機械化農業による能率向上と農業経営近代化の基礎が確立された。

 一面の田園風景が広がっている背景には、つい最近行われた農地整備があった訳ですね。


 3、杉崎南バス亭

 加圧機場の北側に。茨城交通のバス亭「杉崎南」があります。水戸行きのバスが1時間に1本当たり。ここもモータリゼーションが進み、バスの利用も少ないんでしょうね。


 
「杉崎南」交差点より北に進むこと300m、ようやく集落が見えてきました(写真左)。さらに進むと、「水戸市杉崎」の道標を発見。


 さっそく、記念に撮影。

道標より、北を望む。 道標より、南を望む。

 途中、寺院かと見紛うばかりの大きな長屋門を構えた民家に幾つも遭遇(写真左)。常磐線の車窓からも長屋門を構えた民家を多く目にしましたが、民家の規模や構造が近畿・東海地方で見るものとは、大きく異なりますね。これも、地域性ですね。

 北に進む道も途中から緩やかな登り坂へと変っていきます(写真右)。まもなく、杉崎集落の中心地「杉崎十字路」です。


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