杉崎を歩こう > 信濃 > 3

長野県東筑馬郡筑北村坂井杉崎

その3 

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 4、大吉原神社

 杉崎の集落を一周したところで、近くの神社へ寄ってみることにしました。県道55号線をさらに奥へと進んだ辺りにある「大吉原神社」。大吉原とは、この坂井辺りの古い名称になります。

 階段を登りきると、神社の境内へ。近畿や東海ではまったく目にしない「両部鳥居」。長野県の一番東に位置する川上村を訪れた時にも「住吉神社」(こちらの5-3)でみたのと同じ形式です。


 
正面にある入母屋造の拝殿は、嘉永7年(1854)に建てられたものと言います。拝殿の前に置かれた鬼瓦は、それ以前にあった拝殿のものなのでしょうか。


 境内の北側には石塚。後ろには「嗽水所改修記念」の碑。


 
石灯篭も、杉崎集落で見かけた祠とほぼ同じ、「寛政二」の文字が見られました。


 最後に、霧に包まれた大吉原神社の境内の様子。参拝を終えて、杉崎方面へと戻ります。



 
1時間ほどの杉崎集落の散策を終え、今しがた来た道を麻績へと戻りました。朝の8時を過ぎたところ、霧も晴れて青空が見えてきました。これにて、信濃・杉崎の訪問も終了です。


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