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長野県東筑馬郡筑北村坂井杉崎

その2 

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 2、杉崎公民館

 
杉崎中心地に置かれているのが、「杉崎公民館」。どこの杉崎でも感じることなのですが、公共施設に「杉崎○○」とあると、不思議な感じがしますね〜。村営のバス停もあります。

 公民館の前に「旧杉崎観音堂」の表記がみられました。かつては、ここに観音堂があったようです。幕末製作の「三尊仏立像・須弥壇」は村の有形文化財として残されているとのことでした。


 

  3、枝垂ひがん桜

 県道55号線の北側の谷に、永井川が流れています。南側の傾斜地に、杉崎の集落がみられます。公会堂の脇道を南に進み、集落の中心地、まだ時間も早く人影も見られません。霧に包まれた集落、緩やかな傾斜面の畑地に新旧の民家が点在。立派な門構えの旧家もみられ、この杉崎も歴史が感じられますね。


 集落を一番上まで登り切った所には、旧道と思しき細い道。遠くからでも目立つ一本の高い木の舌に、「村天然記念物 杉崎の枝垂ひがん桜」の表記。春にくるときれいでしょうね。


 そして、時代を感じさせる祠や石灯篭。石の祠には「寛政四」の文字が刻まれています。220年前、1792年の設置のようです。


 集落を抜けて再び麓へと戻ってきました。旧道沿いにはいくつもの同祖神がみられました。道祖神は、厄災の侵入防止や子孫繁栄等を祈願するために村の守り神として、集落の境や中心、道の辻に置かれているといいます。信州でよく見かけますね。


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